術後212日目 両親への説得はどんな感じ?

2017年7月9日

側弯症の手術を考えている患者さんからよく聞かれるのが「両親への説得は上手く行きましたか?」という内容です。

入院&手術すると決めたが親がどう反応するか?また親をどう説得するか?それは、避けて通れない道。

 

1995年に側弯症と知った時は自分で手術を拒んでいましたが、今度は自分から手術したいと言う状況。当然、親に大反対されるんじゃないかと悩んでいました。

悩んでいたってしょうが無い。まず、仕事の事や自分が置かれている状況を素直に話したら何とか通りましたよ。その時の内容を今ここで語ります。

 

実は5月10日に側弯症の診察をした夜、「このままじゃ側弯症の手術をしなければヤバイ。帰宅したら親にスカイプ(テレビ電話)して相談しよう。」と思っていた矢先…。

帰宅するとママ(小さい頃からママって呼んでたから許して下さい)と埼玉に住んでいる叔母がちょうど家に遊びに来ていたのです。事前に連絡が無かったから、部屋に泥棒でも入ったと思ったんです(笑)!!

 

これは何かの偶然かと思った。電話でもなく、親と叔母がいる前で側弯症の事を話すタイミングは中々無い。勇気を出して告白してみた。

「3月から腰が痛くて整形外科を転々としてたんだけど、やっぱり側弯症の角度が50度くらいに進んでたわ。成人する前にコルセット外して角度が進まないと思ってたのに、ショックだったわ。」

と俯きながら話す。

すると「あぁやっぱりね…。右の肩胛骨が出っ張ってるし、前から肩胛骨痛いって言ってたからね。仕事も座りっぱなしだから当然だったかもね。」と驚いていない様子(笑)。

「うん、でさぁ、今日行った病院が結構良さげで側弯症を専門に診てる先生がいたよ。近くて通いやすいと思ったし、金具の入れ方が昔と違って術後は寝たきりじゃなくて、すぐ歩く練習するみたいだよ。今月下旬に造影検査っていう1日入院があって、来月から貯血を数回やって手術したいんだよね。」

「そう簡単に言うけど、入院・手術となればどのくらいかかるの?」とツッコミ!

そこで叔母が「限度額適用認定証っていうのを申請したら医療費の負担が軽くなるよ〜。」とフォローしてくれたので、初めてそういう制度があるのを知りましたね。

「…まぁママは手術してもイイけど、パパが何ていうかだね〜。札幌に帰ったら聞いてみる。」と、ママと叔母はアッサリと賛成してくれました。

 

パパが何て言うか、今思うとアレは本当にバトルだった(笑)。

脊髄造影検査が下旬にあり、インフォームド・コンセントがその週の土曜日にある。どちらにせよ入院する際に親の同意書が必要で、入院日が刻々と迫ってくる。

 

数日後パパから電話が掛かってきた。

「側弯症の手術するんだって?こっち来て北大(現:北海道大学病院)で手術しなさい!!」の一点張りで、後ろからママが「いきなりそんな事言うんじゃなくて、ちゃんと娘の意見聞きなさい!アホタレッ!」と若干キレている様子(笑)。

「すぐに仕事を辞めて今住んでるマンションも取り払って札幌に帰るのは考えられないし、手術の事を会社の人に話したら“辞めてもらったら困る”って言われたから難しい。仮に仕事を休んで入院や手術の度に札幌へ帰る手間と費用を考えたら、断然東京で手術した方が良いと思う。」

こういったやりとりを何度もしたんですよね(笑)。

ママも説得してくれたみたいで、やっとパパが折れましたけどホントに神経使った。

 

私の場合は、今の仕事がやりたくて上京して“仕事が生き甲斐”なのに、すぐに辞めるにはいかない。仕事だけはどうしても譲れなかった。

近くに親がいる方も地方に親がいる方も、どうしても仕事や学校を譲れないのなら、自分の思うまま親にぶつける事だね。